【2024】建築ヴィジュアライゼーション展報告
Posted on 4th Dec 2024 Last Updated 5th Dec 2024 Content来場者数
世界的にも著名な美術館ということもあり、当初の予想を大きく上回る3484名(6日間)のみなさんにご来場いただきました。また、夏休み期間中に金沢を訪れた県外、海外からの観光客や家族連れも多く、建築に詳しくない一般の方々の来場が半数以上で、熱心に絵やムービーをご覧いただき、時には会場にいる会員に質問もあり、会員と来場者のコミュニケーションの機会を創出する場にもなりました。
後記
これまでの作品展は、一般の方々の来場がほぼ期待できない場所での開催が続いておりましたが、協会としては「有志会員でつくる作品展」というチャレンジ作品展として、金沢21世紀美術館での開催を企画しました。会員の多くは建築に精通しているものの、自分たちの作品をとおして、レンダラーとしての職能、建築パースの面白さ、描くことの楽しさを社会に発信したいという想いが募っておりましたので、今回の作品展は会員にとってもよい発信の機会となりました。
年始に能登で大きな地震があり、会場である金沢21世紀美術館も被災し、今年開催できるのかという不安もありました。しかし、未来を描くことを職能としている私たちJARA会員の作品をとおして、石川県、能登のみなさんに少しでも元気を届けることができないかと思い、開催に踏み切りました。今回の会員の作品の中には、金沢城や被災した能登の見付島を描いた作品もあって、県内からと思われる来場者が感慨深げにそれらの絵を観ていたのが印象的でした。
今回の作品展のために金沢に来た会員のほとんどは、東京や関西方面からだったので、時間を見つけて有名建築を訪れたり、金沢の文化・芸術に触れたり、地元の美味に舌鼓を打ったりと、ずいぶんと楽しめたのではないかと思います。「今後は、2、3年に1回でもよいので金沢21世紀美術館で開催したい」という声も多くあがっており、協会としても時期・場所・規模など、これまでの作品展の概念にとらわれることなく、様々な可能性を検討し、会員が積極的に参画できるイベントの開催を推進していきたいと思っております。
今後も変わらぬご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。
日本アーキテクチュラル・レンダラーズ協会
2024年度 理事長|山﨑 信宏
JARA2024作品展実行委員会
実行委員長:山﨑信宏(理事長)
実行委員:湯浅禎也(事務局長)/西口浩英(会計担当)/有澤雄介/上野真理/應家晶/應家岳/
尾箸恵美/後藤亮/高井洋/照井悠大/中村泰剛/⻄川哲矢/村瀬正彦
広報活動
・「JARA建築ヴィジュアライゼーション展2024」特設サイトでWEBの発信
・目録の配布(展覧会会場にて無料配布)
・協会及び会員によるSNS発信
・後援いただいた地元の「北國新聞(2024.7.31掲載)」、および建設業界紙の「建設工業新聞(2024.8.1掲載)」に取材いただき、記事として掲載いただきました。
・地元石川県のフリーペーパーへのイベント掲載